ヤングガンガンで兄の嫁と暮らしていますを連載しているくずしろ先生がコミックDaysで連載している漫画家が主人公の作品になります。
日常的な、ゆるい雰囲気をちょっと大袈裟にデフォルメした漫画が好きな人は刺さる作品になるかと思います。
くずしろ先生は、油断すると感動話をぶち込んでくるので、気が抜けない作品でもあります。
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漫画家の日常をコミカルに描いたワーキングコメディ
主人公の、双見奈々は将棋を題材にした漫画を少女漫画雑誌に掲載している若手漫画家になります。
漫画家という特殊な仕事ですが普通の人の仕事と地続きにあるように感じさせる共感性の高い作品になります。
例えば、第1話の話はネームが出来た事を担当編集に伝えるという話なのですが、完成したのが深夜2時、こんな時間時よいのだろうか?とかメールの文面に悩んだりとか誰しも経験がある事をちょっと大袈裟にコミカルに描かれています。
基本的にはそんな感じの、ほんわかとしてユルい感じの漫画家の日常の話になります。
とはいえ、若手漫画家さんなので、夜遅くまでネーム作業をしたりと漫画家として大変さも描かれています。
とにかく登場人物の女性がみな魅力的でかわいい。
くずしろ先生が描く女の子はとにかく可愛い。
女性の漫画家さんなのですが、きっと女の子が好きなんでしょうね。
くずしろ先生もまた、将棋漫画を描いていたことがあるのである意味、自小説的でもあります。(実際のくずしろ先生はしらないので、サイン会とか有ったら行ってみたいです)
双見奈々
主人公の双見奈々は漫画に全振りのコミュ障で世間知らずです。漫画家としてキャリアを着実に進みながらも、悩んだり苦しんだりしながらも周りに助けられて作品を仕上げています。
守ってあげたくなるそんな人物です。なので周りに色々な人が集まって支えてくれます。
間瑞希
双見奈々のアシスタントで奈々の高校時代の友人の妹にあたります。
しっかり者で冷静で献身的に奈々を、漫画だけでなく色々な面で支えてくれます。
奈々がたびたび、やらかした際には冷静にツッコミを入れます。
この他にも、将棋の監修をしてくれる女流棋士、担当編集やデビュー前にアシスタントをさせてもらっていた大御所の先生など漫画を取り巻く色々な人が登場します。
とにかく、それぞれに個性があって好きになってしまいます。
作中にも良い出会いが有ったから漫画家を続けられてると書かれてるのですが、くずしろ先生もまた良い出会いに恵まれたからこんな素敵な漫画に仕上がったんだろうなと思う作品でした。
コミックスで買うのをおすすめします。
コミックDaysでも全話読めるのですが、ツボにハマったらコミックスは絶対に買った方が良いです。
こんな感じに、話の中に収まりきれなかったカットが追加されているのですが、これがまたいちいち可愛い。
いつも、ハートを出しながら読んでいます。
これを読むためだけでもコミックスを買った価値があると思うえるかともいます。
アニメ化も決定しました
制作を担当しているVoilさんは、2022年に設立した会社で、劇場版名探偵コナンの第2原画を担当されているそうです。
元請け作品として現在アクロトリップという作品を担当されるそうです。