生成AIに対して人が感じてる不快感ってなんだろうなんて思っていました。
かなり前ですが、初音ミクが話題になり始めていた頃に和田あき子さんがそれを使って音楽活動をしている人に批判的な意見をいっておりました。
番組構成が、いかにもステレオタイプなオタクの様な人を取材をしていたので、某匿名掲示板で炎上していたのを覚えています。
放送してたのはTBSなので然もありなんですね。
きっと新しい物が出てくる時の反応は和田あき子さんの反応が正常なんだろうななんて最近感じ始めています。
ただ、初音ミクが出たからといって和田あき子さんの価値が下がるわけではないのですが、どこか嫌悪感を感じるのでしょうね。
初音ミクはその後
初音ミクという道具が生まれて、ボーカリストの価値が落ちたのか?変わらないが正解かと思います。
むしろ上がってるかもしれない。それとは別にYOASOBIや米津玄師など新たに初音ミクを使って音楽活動していた人がデビューしてきています。
初音ミクという新しい技術によってさらにクリエイターの幅が広がった証左でしょうね。
初音ミクへの嫌悪感がいかにナンセンスかと言う話です。
PIXIVによって行われた焼畑農業
絵の投稿サイトのピクシブの出現によって絵を描く人が可視化されたのは面白いなと思いました。
もし私が学生の頃に出会っていたら私も絵を描いていたかもしれないです。
私の頃は、オタク=宮崎勤というステレオタイプが蔓延っていてなかなか好きな物を好きと言えない雰囲気があったんです。*1
仲間がいると言うのは本当にありがたいです。
最近だと、同年代のゲーム仲間がTwitterを通じて居るので楽しいですし。
さて、PIXIVが出てしばらくして広く認知された頃、PIXIVによってクリエイターが単価が落ちたという話が、SNSで聞かれるようになりました。
要は、スマホゲームが全盛の頃アマチュアが安い単価で仕事を受けるため、それまで仕事として受けていた人の単価が下がってしまったそうです。*2
ではPIXIVは悪かと言うとそんな事はなく市場原理が働いただけかと思っています。
供給する人が多く、利用者が少なければ単価が低くなるのは当然で、それまで可視化されてないから供給元を見つけるのが大変だっただけで、ポートフェリオが可視化されれば当然、発注する人も出てくるかと思います。
生成AIが変える物
現状において生成AIは初音ミクやPIXIVと変わらないと思っています。
現在、初音ミクの楽曲が市場に出回りもしますが、それまで同様に市場から評価されたミュージシャンは仕事として成り立っています。
ただし、市場がカサ増しされて音楽で飽和した分、ミュージシャン個々の取り分は減ってる可能性は十分にあります。ただし市場原理が働いて居るに過ぎません。
市場に受けている音楽*3を提供していれば、新ししい人が第一線で活躍できてもいます。
なので、生成AIに対して排他的になるのはかつての和田あき子さんの反応と一緒ですよね。ちなみに当時は老害言われておりました。
PIXIVも同じことが言えていて。色々が弊害が生まれたにせよ、PIXIVがサービス提供後にもイラストレーターとして仕事を続けられている人がいますし、PIXIVを通じてデビューをした人もいますよね。
そう考えると、あまり生成AIに対して排他的になると老害言われかねませんよね。
終わりに
ただし生成AIに関しては色々と問題点もありますので諸手を挙げて歓迎できる物ではないです。
では生成AIが普及が進む中、老害にならないようする為にどのように付き合えば良いのか?これは将棋の藤井聡太さんが既に答えを出している事です。
それともう一つ、ブロックチェーン(仮想通貨の技術)が鍵になってくるかとお思います。
次は問題点と、上記2点に関しては記事を書いてみようと思います。