今回は昨年末から読んでいた本になります。
のんびりと読んでしまったのですが、今後はもっとまとまった時間を設けて読みたいですね。
ダラダラとYoutubeショートを見る時間をやめなくてはいけないですね。
本の概要
とある神社でミクジという猫がキーワードが一つ書いてあるたらようの葉をくれる。
それをもらった人が生活してく中でそのキーワード(お告げ)の意味がわかった時少しだけ悩みが解決して前に進む事が出来るようになる心温まる物語です。
感想
7編の話で1編が1時間弱で読めて物語は嫌なところがない、優しい物語なので寝る前に読むのに程よい本でした。
とある神社が中心となり話が繰り広げられるのですが、7つの物語の主人公は老人から小学生、男女とバラバラなのですが、どこかで少しだけ繋がってるギミックが埋め込まれています。
読み進めていくうちに、そのギミックを見つけた時の楽しさがあります。
そして読み終えたあともう一度そのギミックに見落としが無いか探すために読んでみたくなります。
主人公たちは等身大の悩みをそれぞれ持っています。それがとても親近感を感じさせる何かを持っています。
私の場合には6話の主人公(主婦)に親近感を感じたのですが読んでみると誰かしらにそんな感情を抱くかもしれません。
さらに7編の最後にもう1話エピローグが有るのですがそこを読むと更にもう一回読み返したくなりました。
締め
年齢ともに尖った作品よりも心温まる予定調和を好むようになってきました。
若い時は横溝正史のような作品を好んでいたのですが、今はこういった作品が好きになりました。
といっても、中学2年の息子が読んでた本なので若い人も十分楽しめる作品です。
ちなみに息子は同じ作者、青山美智子さんの他の本も読んでいるようです。
とても優しい本なので、ちょっと心がしんどいななんて感じている人は読んでみてはいかがでしょうか?
作人に出てくる主人公達と同じように前向きになれるかもしれません