最近ニュースでベネッセの流行語大賞でひき肉ですと言うのが入ったという記事がありました。
以前からYoutubeのショートでよく耳にする様になったのですが、よく知らなかったので子供に聞いたところ、中学生のユーチューバーの自己紹介が面白いとの事でそれをみんなが真似たり、リミックスして曲にしたりしたそうです。
イジメとイジリの境界線
この話を聞いた時にイジメ?って感じてしまいました。
イジメとイジリの境界線って実に曖昧ですよね。
そのユーチューバーの子がどう感じているかは私には解らないですし、本人もたとえ嫌だったとしても言わないとは思います。
ただ、これまでもニュースでたびたびいじめを苦に自ら命を断つ人が扱われた時に、先生をはじめとした周りの大人の人の見苦しい言い訳の一つが遊びの延長に見えただったりします。
それにイジメに遭った人ならわかるかもしれないですが、いじめられてる側にも自尊心は有るので事実を認めたくない、受け止めたくない、もしくは周りに言いたくない。と言うのがあります。
芸能人でも何かで話題になった時に数年後のインタビューなどで「実はあの時言われてたのは苦痛だった」なんて言う事もありますよね。
第三者から見たらネガティブに思えなくても、本人がそう感じている事は多々あります。
境界線が曖昧な事への対処法
ここ数年は企業はハラスメントに対して、神経質に対応しています。
例えば会議スペースが密室にならないような工夫がされている会社もあって、ガラス張りの会議室で頭からひざ付近は曇りガラスになっていて、怪しい行動は外から分かるようになっています。
管理職は定期的にセクハラ・パワハラの講習を受けています。
ただハラスメントは境界線はとても難しく条件が明文化されてないのが実情です。
明らかに、容姿に対してのネガティブな言動はハラスメントとわかりますが、ではどこまでがNGでどこまではOKかは受け手によってさまざまです。
「仕事頑張ったから、今度ケーキでもご馳走するね!!」と言ったら場合によってはセクハラもしくはパワハラとして判断されてしまいます。
なので、1対1で食事などを誘ってはいけないなんて大雑把にルール化されてしまいます。
後になって「本当は嫌だったのですが、上司・先輩に言われて断りきれず」なんて言われたらそれでNGだからだそうです。
「今日の服かわいいね」なんてのもNGです。ネガティブなキーワードが入ってないから良いと言うわけではないんです。
言われた相手が言った人に対してどのような印象を抱いているかで結果が異なるので
自己紹介がイジメのきっかけにならないように大人が気を付けなくては行けないのでは?
例えば、子供は1年に一度クラス替えがあったり、委員会やクラブ活動などから、地域のスポーツチームや習い事など挨拶する機会は結構あります。
その時の挨拶が個性的だった時。。。例えば地方から東京に来て訛りがあるとか、吃音であるとか、自らちょっと受けを狙う場合も時にはあるかも、それを周りが真似た場合をイジリですかイジメですか?
先出のひき肉さんに関しては、だいの大人がよってたかってイジメではないと判断してイジリ倒していますよね。
本当に嫌がってないと断言できますか?
ユーチューバーやスポーツ選手などもやっていますが、本人に確認・了承をとってるのでしょうか?
野球選手にも居たのですが日本野球連盟はそれをOKとしたのでしょうか?
相手チームに対しては敬意を払わないといけないが、野球に関係ない中学生に対しては何をしても良いと言うのが日本野球連盟としてのポリシーなのでしょうか?
ユーキャンとしてもあればイジメではないと判断したんですよね。
ではイジメとイジリの境界線はどこでしょうか?
まとめ
少なくとも、まだ未熟な中学生に対しておとなはもう少し考慮すべきなんじゃないかななんて思います。
それをしないで、流行ってるからなんでもやってしまえは無賃乗車した外国人の迷惑Youtuberとなんら変わらないです。
個人的にも子供が自ら命を断つといった最悪ニュースを目にしたくないですから、どうか子供の行動には大人がもう少し配慮を。。